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5月6日 (種まきから5日目)発芽について
苗 (なえ) の写真
種の発芽には、水と空気と温度が必要でしたね。種もみも、水分・温度・空気 (=さんそ) がそろうと、種もみの胚 (はい) が活動を始めて発芽となります。発芽には、光はとくに必要ではありません。

種もみの中をのぞいて見ると、根と芽のもとである胚 (はい) と、養分をためている胚にゅうとに分かれます。胚は、胚にゅうの養分を使って、根や芽となって成長していきます。発芽は、水をすうところから始まります。水をすい取って、胚が大きくふくらむと、「えい」とよばれているからがわれます。すると、水をもっとすい上げて、種のこきゅうがさかんとなり、成長が始まります。
発芽する時の水分は約20〜25%です。これを「ハト胸状態 (はとむねじょうたい) 」と言います。
稲の発芽温度は、約30〜35度が良いとされています。最低温度は約10〜12度、最高温度は約40〜42度です。

ハト胸状態でまかれた種は、その後、えいが割れて、芽が出て、続いて根が出ます。
種もみから根が出るまでは、胚にゅうのえいようを利用しています。根が出ると、土の中の水をきゅうしゅうし始めます。水に溶けている養分をきゅうしゅうして成長します。