8月19日 (種まきから110日目)光合成

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光合成とは、植物が光のエネルギーを利用して、空気中の二さん化炭そと水分を取り入れ有機化合物 (ゆうきかごうぶつ=デンプンなど) を作ることです。

光合成

稲の葉は、お米を作る工場です。稲の葉は葉緑素 (ようりょくそ=緑色の葉にあるもの) を使って、「空気中の二さん化炭素」「田んぼの水」「太陽エネルギー」を取りこんで光合成を行い、ブドウとうを生産します。生産したブドウとうは、穂 (ほ) に送られます。穂では、ブドウとうがつながった物質=デンプンとしてたくわえます。これが、お米です。
お米をたくさん収かくするためには、光合成がさかんに行われる必要があります。光合成を高めるには、水分をかくほすること、葉緑素がじゅう分にあること、炭さんガスがじゅう分にあること、そして葉に光がじゅう分に当たることです。

稲の葉は、光がじゅう分に当たるようになっています。

  1. 丸形の葉ではなく、細長い葉で日かげができにくくなっています。
  2. 葉を水平に広げるのではなく、ピンと立て、日かげができにくくなっています。
  3. 後から出てくる上部の葉は、すぐ下の葉を日かげにしないよう、くきの左右からたがいちがいに出てきます。

ここでは、葉がしげりすぎないように注意します。葉がしげりすぎると、日かげが多くなり、光合成ができなくなります。かげになった葉は、光合成でブドウとうを生産することができないのに、自分でブドウとうを使うから、二重のロスとなってしまい、お米の生産量は少なくなります。

また、稲のみつ度は、稲と稲との間かくを田植えのときに調整して、田んぼ全体で光合成ができるようにしています。穂が出てから稲と稲の間に日が差しこむようでは、その田んぼは光をにがしていることになります。

反対に、稲のみつ度が高くてこみあってしまうと、お互いの光合成のじゃまをすることになり、田んぼ全体の収かく量は落ちます。このように、稲を植える時の間かくをしっかり考えておくことが、大きなポイントとなります。

田んぼ

ところで私たちは、お米を食べてデンプン (ブドウとう) を体内に取りこみます。そして、「体内に取りこんだデンプン (ブドウとう) 」と「こきゅうによって取りこんださんそ」を、「水」と「二さん化炭そ」に変えて活動エネルギーをえています。太陽エネルギーをたくわえて、私たちの活動エネルギーに役立っているのがお米であるという見方ができます。

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