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9月23日 (種まきから145日目)落水 (おとしみず)
田んぼの写真
稲 (いね) の写真
落水とは、田んぼから水をすべてぬくことです。穂 (ほ) が出てから約30日後、稲かりの約10日前を目安として行います。水をぬいて、稲をかわかすことにより登熟を終わらせます。また、土をかわかすことによって、コンバインなどの機械を使った稲かりがスムーズに行えます。

お米は開花してから約20日間で大きくなり、約35日ごろに完熟 (かんじゅく=十分大きく育つこと) します。これでお米のできあがりです。お米ができたら、水をぬいて稲や土をかわかし、稲かりのじゅんびをします。

落水時期は、その年の天こうや田んぼのようすによって選びます。早く落水しすぎると、米の実りぐ合が悪くなり、未じゅく米・くず米・胴割米などがふえます。また、水分不足により、病害虫 (ウンカや穂いもちなど) のひ害も受けやすくなります。
反対に落水がおくれると、もみがうれすぎて、お米の品しつが悪くなります。また、たおれる原いんともなります。田んぼごとに、年ごとにもっとも良い稲かりの日を見きわめ、そこから計算して落水を行います。