10月3日 (種まきから155日目)刈り取り・脱穀

搬送チェーン
搬送チェーン2

刈り取られた稲は、搬送チェーンによって脱穀部に送られます。

  • コンバイン内部1
    このイラストが、コンバインの内部の基本的な構成です。
  • コンバイン内部2
    赤で囲った所が脱穀部です。
  • 脱穀部
    脱穀部には、こぎ歯が多数ついたこぎ胴があります。このこぎ胴が回転し、こぎ歯の側面などで籾をこぎ落とし、脱穀します。
  • 足踏み式
  • 現在のコンバイン

左の写真は、明治以降に使用されていた足踏み式脱穀機です。こぎ胴、こぎ歯の仕組みが現在のコンバインに応用されています。

  • こぎ歯1
  • こぎ歯2
  • こぎ歯3

こぎ胴の回転により、こぎ歯が籾をこぎ落としながら、奥から手前に移動しています。

受け網

脱穀された籾は、この受け網を通過して、選別部に落下します。

搬送チェーン2

脱穀した籾には、稲の葉や藁くずが混ざっています。選別部では、風選と揺動の2つの方法で籾を選別します。

脱穀
脱穀2
脱穀3
脱穀4

まず、揺動板が揺動することによって、籾と藁くずを選別します。

  • 揺動作用1
  • 揺動作用2
  • 吸引ファン

揺動作用によって、小さな籾は下部に落下します。一方、揺動板に残った藁くずは、吸引ファンに吸引されて機外に排出されます。

唐箕

風の力を利用する方法が風選 (ふうせん) です。風が吹くときに、籾と藁くずが混ざったものを高いところから少しずつ落とすと、重い籾は下に落ちますが、軽い藁くずやゴミは遠くに飛ばされます。風が無いときは、農業用扇風機などで風を起こしました。明治時代になると人工的に風を起こし、籾や藁くずなど、それぞれの重さごとに選別する唐箕 (とうみ) が中国から伝えられました。風選の原理を応用したもので便利な装置です。一般の農家に広く普及したのは大正時代と言われています。

唐箕2
トウミ

コンバインもこの風選の仕組みを利用しています。ファンで風を起こし、風選を行います。このファンは、現在でも「トウミ」と呼ばれています。

脱穀3

トウミの風により、細かい藁くずを飛ばしている様子です。藁くずは機外に排出されます。

脱穀4

軽い藁くずは吹き飛ばされますが、重い籾は落下します。こうして藁くずを取り除かれた籾は、揚穀コンベヤでグレンタンクや籾袋に送りこまれ、蓄えられます。

150日目・黄金色の輝き

160日目・はさ架け