日本の3倍以上お米を食べる国。米輸出大国復活に向けて機械化に舵を切ったミャンマーの田んぼ。

ヤンゴンでは豊富な種類のお米を販売

スーパーの米1

ちなみに、ヤンゴンのスーパーマーケットでは豊富な種類のお米がパッケージで販売されていました。

このお米は2kgで3350チャット (約335円) でした。「KANBAWZA」はシャン州の現地語の表記で、日本と同じく産地を明確に表示しています。

スーパーの米2
ビーフン

ビーフンも販売されていました。ちなみに、チョージアさんの好物は、このビーフンです。

急激に変化しつつあるミャンマー

ヤンゴンにおける冷蔵庫の普及率は30%程度だそうですが、テレビの普及率は80%程度と高く、大切な娯楽で、楽しみにしているそうです。Kポップや韓国ドラマ、日本のアニメが好まれているようです。

ヤンゴン市内では、在ミャンマー日本大使館等の支援のもと「日緬交流イベント」が開催されていました。エアコン、魔法瓶、シャワートイレ、インスタントラーメン、ギョーザなど生活全般にわたってライフスタイルを提案しており、盛況でした。2007年に首都はネピドーに移転しましたが、ビジネスの首都は今でもヤンゴンだそうです。

日本フェア
  • 変化しつつあるミャンマー1
  • 変化しつつあるミャンマー2
コスプレ

屋外パビリオンでは、コスプレ・コンテストも実施されていました。

「今後も、機械化を推し進めていきます」

クボタミャンマーは、ミャンマー農業を支援するために各種の計画をたてています。

  • ランドセル
  • タイでのドライビングスクールの様子

村田社長「寄付指数No.1の国で、私たちもCSR活動として、文具入りのリュックサックを子どもたちに寄付しました。そして本業では、農業機械の使い方を学んでパフォーマンスを100%発揮してもらうためのドライビングスクールや、農業機械化局とタイアップして実験圃場にノウハウを持ち込み、いかに収穫量が上がっていくかを実証するモダンファームを2018年から実施する予定です。この国は本当に人の気持ちがいい、やさしく親切でスマイリーな国です。心から、サポートしたいと思っています」

田んぼの中に、お寺が作られています。

日本フェア

45エーカーの耕作面積を所有するチョージアさんは、先進の農家でもあります。稲刈りの後は、日本にも輸出するモヤシ用の豆を栽培をするのですが、働いてくれる方々にまず手を洗うことから教えていくそうです。
※1エーカーは約4047平方メートル

チョージア「まず、手を洗うことを教えます。手洗いの場所もきちんと作りました。次に消毒です。鳥による病気、牛による病気に注意をしてもらいます。さまざまな知識を得て、農業を進めていきます。今後も機械化は進めます。私の農場の機械化率はまだ7%です。残りの93%も進めていきます」

会う人ごとに笑顔で握手を交わすチョージアさん。この国は、ときに「現身 (うつしみ) の浄土」とまで表現されます。

  • 笑顔1
  • 笑顔2
笑顔3

世界人口は2050年に96億に達すると国連は推計しています。今後、世界で人口の増加が予測されるのは、米を主食とするアジアやアフリカです。そのために、米の増産は急務であるとも言われています。

ミャンマーは水と土壌条件に恵まれ、未利用地も多くあり、アジアNo.1の米生産の潜在能力を秘めている国と言われています。この国は、お米を愛してたくさん食べる国です。この国には、米作りに情熱を傾ける人々と、心からサポートする人々がいます。確信を持って機械化に舵を切った先進の農家が登場しています。そして、「徳」を重んじて生きる、人々の和があります。米輸出大国復活を目指すミャンマーの田んぼが、その潜在能力を開花させる日は、遠からずやって来るのではないかと思います。

取材・文責:くぼたのたんぼ管理人
協力:松下英樹 (WAZO) Than Naing (WAZO)

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